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敷かれた路なんて眼に見えるべきじゃない

2026.04.10-Fri.
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2003.11.15-Sat.
よく晴れたお昼過ぎだった。

テーブルに突っ伏すと頬に伝わる冷たさが心地良い。
窓からの風でカーテンが揺れて、「あぁ、いい日だな」と思って目を閉じる。
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2003.08.14-Thu.
――何故、こうなったのか。

それは誰もいない部屋で数え切れないほど反芻される言葉。

涙だとか悲しみだとか、押し寄せてくるのはそういう感情ではない。
後悔などしてはいない。


いつかは別れるものだった。
それはずっと昔から判っていた。

俺もアイツも、お互い判っていたはずだった。
ただそれが俺の思いもよらない形だったというだけ。

その、はずだった…。


「どうしてこんな方法だったんだろうな…」
込み上げてくる狂った笑いを抑えきれず、口元が僅かに吊り上がる。


誰が悪かったわけでもない。
そうなるべきだった。それがこの結末。

だから今更それを後悔なんてしていない。
俺が選んだこと、選ぶべきだったこと。それが今の状況。

腹立たしいのは、それを選んだことを後悔しない自分自身のだった。
一つの怒りも悲しみも抱かずに、苦しいほどの諦めと少しの寂しさだけを持って。

そう、
致し方ないと思っている。

嗚呼、
なんて、なんて馬鹿馬鹿しい。


庭を見れば白い花が咲いている。
アイツと同じ名前の「悪しき実」をつける樹木。
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